2024年は、本当にパソコンに向き合い続ける一年でした。
バックオフィスの整理整頓があらかた終わり、次なる課題を見つけたのが集客。
収益を上げることができなければ事業は継続できない。
当たり前のことですが、前職が公務員だったこともありノータッチの分野でした。

わからないことだらけ
2023年の年末にあげた記事。

本当にゼロベースのスタートでした。
一年かけて可能な限りインプットし、可能な限りの構築に努めました。
全くわからなかった「SEO対策」がどこまでいけたのか!?
もくじ
今回の内容
- E-E-A-T対策
- 内部対策
- 外部対策
E-E-A-T対策
E-E-A-T(イー・イー・エー・ティー、またはダブルイーエーティー)は、GoogleがWebサイトやコンテンツの品質を評価する際に重視する4つの要素の頭文字をとった用語です。
- Experience(経験)
著者や運営者が持つ実体験や経験の量。実際に製品を使用したり、現場を訪れたりした「一次情報」が重視されます。 - Expertise(専門性)
知識の深さや技術力。その分野の専門家であるかどうかが問われます。 - Authoritativeness(権威性)
その分野における社会的な信頼や影響力。業界内での知名度や、他者からの評価も含まれます。 - Trustworthiness(信頼性)
情報の正確性や安全性、信頼できるかどうか。E-E-A-Tの中で最も重要な要素とされています。
E-E-A-TはGoogleの検索品質評価ガイドラインで定義されており、SEO対策においても「信頼性の高い、質の高い情報を発信すること」が重要視されています。
「E-E-A-Tを考慮してサイトの品質を高めれば、SEOの良い効果が期待できます。一方、E-E-A-Tを考慮しなければ、サイトの品質が上がりません」。
では、具体的に実施した改善をご紹介します。
「信頼性」や「権威性」に関わる部分としてかのあ公式HPにある「かのあについて」にいくつかコンテンツを追加しました。
やはり、公式HPの役割として過去の歴史を積み上げていくという部分が非常に大切です。
まずは、「組織概要」から。
ここでは、必須項目と必要項目があり、参考にさまざまなサイトを巡って項目を決定しました。

この辺りは項目が少なくシンプルにしているサイトも多々あり、何が最適かは最終判断が難しかったのですが、項目としては過不足がない充実するようなところを目指しています。
続いて、「メディア出演・受賞歴」。
可能な限り過去に出演したメディアなどをかき集め、リンクがあればそれを繋ぐ、ということを行いました。

おそらく抜けているものもあるよなーと思いつつ、こういった情報はその都度追加していくのが重要です。
こういった一つ一つの情報を整理していくことで、このサイトは、この組織は信用に値する、ということを理解してもらう努力が必要となります。
2025年は、環境省と一般社団法人日本エコツーリズム協会のエコツーリズム大賞で最優秀の環境大臣賞を獲得しました。
こういった一つ一つの歴史が信頼してもらうためにとても重要です。
内部対策
SEOの内部対策とは、Webサイトの内部構造やコンテンツを最適化し、検索エンジンがサイトを効率よくクロール・インデックスできるようにする施策です。
これにより、検索エンジンがサイトの内容を正しく評価しやすくなり、検索順位の向上やユーザー体験(UX)の改善につながります。
この中で大きな改善を加えたのがクロール最適化に関わる「低品質コンテンツのnoindex設定」です。
Googleが提供してくれている「サーチコンソール」というツールがあります。
このツールでは、自社HPがGoogleにどのように評価されているのか、例えば新しく公開したページがGoogleに登録されているかを確認することができます。
登録されていなければ、誰にも見ることができないページになってしまうので現状を把握するのは非常に大切です。
過去に、「新しく上げたけど流入ないな」といったページがあり、確認したところGoogleに登録されておらず、リクエストを行ったらすぐに登録され流入が入り始めた、といったこともありました。
インデックス作成→ページでページのインデックス状態が確認できます。

サーチコンソールでかのあの公式HPを確認したところ、大量の「クロール済み-インデックス未登録」というページがありました。

これは、Googleのロボットが巡回し、登録するに値しないページであると評価したページなります。
稀に会心のいいページだ!というのもここに入ってしまうことがあるので、その際はリクエストすれば解決するのがほとんどです。
しかし、ページを一つ一つ確認したところ、多くのページが2020年以前にブログとして日常の情報を上げていたページでした。
かのあの公式HPをリニューアルする際に過去のブログ記事も歴史である、といった判断で残すという判断を行い、すべて新しいサイトに移行していました。
多くのブログが、500文字前後で写真が一、二枚といったものです。
このようなページをGoogleは「クロール済み-インデックス未登録」として低品質ページと評価していました。
サイト全体で見たときに、この低品質ページが多いとサイト全体の評価が下がる、ということなので削除はしないのであれば、これらのページをすべて「noindex設定」にすることで解決できます。
noindex設定とは、検索エンジンに対して「このページをインデックス(検索結果に表示されるデータベースに登録)しないでください」と伝えるためのHTMLタグ(メタタグ)です。
noindexタグが設定されたページは、Googleなどの検索エンジンにインデックスされず、検索結果にも表示されなくなります。
全部でおよそ2000ページほどが低品質ページとなっていたので、すべてのページをnoindex設定にしました。
これにより、インデックスされているページは全部でおよそ150ページほどに。
Googleも世界中にある無限のようにあるサイトをすべて登録したいわけではなく、有益なページのみにしたいのは当たり前です。
SEO対策としてGoogleに合わせてサイトを構築する、という視点が大切になります。
その他の内部対策として、タイトルタグやメタディスクリプションの最適化、hタグ(見出し)の適切な使用、画像のalt属性記述、画像をWebP形式に変換など、必要だと思われることをすべて実施。
この改善は明確にこういった効果があった、という類のものではなくSEO対策を行う上で当たり前に行うべき作法のようです。
可能な限り最適化を果たして、初めてSEO対策で勝負ができる、といったことのようです。
外部対策
外部対策とは、自社サイト「外」の要因を最適化し、検索エンジンのランキングを向上させるための戦略や活動を指します。
主な目的は、外部サイトからの評価や信頼を得ることで、自社サイトの権威性や信頼性を高め、検索順位の向上を狙うことです。
代表的なものとしては被リンクです。
その他にサイテーションといって、SNS上などで「支笏ガイドハウスかのあ」と言及されていたりするのも評価が高まる要因となります。
被リンクは「Ahrefs」というツールを使えば無料で確認することができます。

これがまだなかなか解が見つけられていないのですが、被リンクを繋いでもらうためにできる施策があります。
例えば
- 官公庁のキャンペーンに賛同して参加
- 関連性の高いサイトに営業
などです。
その他に画像検索を駆使して、画像が出典として使用されているけれどもリンクを繋いでくれていないものを見つけたり、レベルは高いのですが引用されやすいコンテンツを作り被リンクを獲得するといった手法も。
気をつけたいのが、お金を払ってリンクを繋いでもらったりするのはブラックハットSEOといいペナルティの対象になる可能性があります。
自然な形で被リンクが集まるようにできる施策をコツコツと積み上げていくというのが必要です。
今回の結果

SEO対策はわかりやすく、これをやったらこう改善し結果に繋がった、というのが目に見えにくい施策になります。
とはいえ、わかりやすい数字の改善が見えるものとしては
- PageSpeed Insightsで表示速度の確認
- サードパーティツールでの評価(Ahrefs、Semrush、Ubersuggest)
あたりを駆使して数値での評価が確認できます。
Ubersuggestには、オンページSEOスコアという項目があり、

2024年1月が「57」だったのが

2025年4月に「74」と17ポイント伸びました。

だからどうなんだ、と言われると何ともいえないのですが、とりあえず良い方向に動いているということは間違いなさそうです。
この辺りはどちらかというと、加点のために実施していくというよりもいかに減点を減らしていくか、というゲームです。
SEO対策をしっかりと取り組んだ上で、ユニークユーザーを集めていくコンテンツSEOに取り組んでいくスタートラインに立つ、といったイメージですかね。
今回の学び

まぁー大変でした。
全くの素人マーケターとしてゼロベースでスタートし、何が正しいかもわからずもがき続けて、現在ようやく全体像がうっすらと理解することができたような状態です。
あまりにもわからないですし、インプットしてもこれでいいのか?が解消されなかったのでSEOラウンジProというサービスを受講しました。
動画学習、アウトプット、オンライン講義を8週間で受講し、SEO対策を網羅的に学ぶことができました。
基礎はある程度抑えれたかなーと思いつつ、まだまだ学ぶべき深みを知り、インプットはまだまだ継続中です。

とりあえず、やるべきこと、やれることは一通り完了!